豊岡市議会 2020-11-27
令和 2年第7回定例会(第1日11月27日)
日程第5 第 142号議案
損害賠償の額を定めることについて
第 143号議案
損害賠償の額を定めることについて
(以上2件、説明、質疑、
委員会付託)
日程追加 第 142号議案
損害賠償の額を定めることについて
第 143号議案
損害賠償の額を定めることについて
(以上2件、
委員長報告、質疑、討論、表決)
日程第6
意見書案第6号 激甚化する自然災害への対応と地域の安全・安心を確保する
ための
社会基盤整備の更なる推進を求める意見書の提出につ
いて
(説明、
委員会付託省略、質疑、討論、表決)
日程第7
公立豊岡病院組合議会議員の選挙
日程第8
豊監報第2-8号
定期監査及び
行政監査結果報告について
豊監報第2-9号
財政援助団体等監査結果報告について(
農地所有適格法人
有限会社あした)
豊監報第2-10号
例月現金出納検査結果報告について
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出席議員(23名)
1番 岡 本 昭 治 2番 土生田 仁 志
3番 清 水 寛 4番 浅 田 徹
5番 松 井 正 志 6番 井 上 正 治
7番 村 岡 峰 男 8番 上 田 伴 子
9番 奥 村 忠 俊 10番 竹 中 理
11番 芦 田 竹 彦 12番 石 津 一 美
14番 上 田 倫 久 15番 田 中 藤一郎
16番 関 貫 久仁郎 17番 椿 野 仁 司
18番 嶋 﨑 宏 之 19番 福 田 嗣 久
20番 伊 藤 仁 21番 西 田 真
22番 足 田 仁 司 23番 青 山 憲 司
24番 木 谷 敏 勝
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欠席議員(なし)
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欠 員(1名)
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事務局出席職員職氏名
局長 宮 本 ゆかり 次長 安 藤 洋 一
主幹兼総務係長 小 林 昌 弘 主幹兼調査係長 木 山 敦 子
主幹兼議事係長 佐 伯 勝 巳 技能職員 松 岡 優
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説明のため出席した者の職氏名
市長 中 貝 宗 治 副市長 森 田 敏 幸
副市長 前 野 文 孝 技監 鴨 川 義 宣
政策調整部長 塚 本 繁 樹
政策調整部参事 正 木 一 郎
防災監 宮 田 索 総務部長兼
会計管理者
成 田 寿 道
地域コミュニティ振興部長 地域コミュニティ振興部参事
幸 木 孝 雄 桑 井 弘 之
市民生活部長 谷 岡 慎 一
健康福祉部長 久保川 伸 幸
環境経済部長 坂 本 成 彦
環境経済部参事 小 林 辰 美
コウノトリ共生部長 川 端 啓 介
都市整備部長 澤 田 秀 夫
都市整備部参事 河 本 行 正
城崎振興局長 熊 毛 好 弘
竹野振興局長 瀧 下 貴 也
日高振興局長 小 谷 士 郎
出石振興局長 村 上 忠 夫
但東振興局長 羽 尻 泰 広
消防長 桝 田 貴 行
上下水道部長 米 田 眞 一
教育長 嶋 公 治 教育次長 堂 垣 真 弓
監査委員 保 田 勇 一
選管監査事務局長 宮 岡 浩 由
総務課長 太田垣 健 二
総務課長補佐 西 村 嘉 通
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◎議長挨拶
○議長(嶋﨑 宏之) おはようございます。
開会に先立ちまして、一言ご挨拶申し上げます。
新型コロナウイルスの感染者数が全国的に急増しており、
但馬地域においてもその数が増えてきております。師走を控え、次第に慌ただしさが増す時期ですが、しっかりと
感染症対策を講じ、安全・安心で心身ともに穏やかな年の瀬を迎えることができますことを強く願うものであります。
さて、
議員各位には、ご健勝にてご参集を賜り、本日ここに令和2年第7回
豊岡市議会定例会を開催できますことは、市政にとって誠に喜ばしい次第であります。
今期定例会に付議されます案件は、当局提出の報告事項、事件決議、条例及び予算の34件並びに
意見書案であり、会期中に条例、予算及び人事案件が追加提案される予定であります。これらは、いずれも重要な案件であります。
議員各位には、市政推進の見地から慎重にご審議を賜り、それぞれに適切妥当なご決定をいただきますとともに、円滑な
議事運営に格別のご協力をいただきますことをお願い申し上げ、開会のご挨拶といたします。
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午前9時30分開会
○議長(嶋﨑 宏之) ただいまの
出席議員数は23名であります。よって、会議は成立いたします。
ただいまから令和2年第7回
豊岡市議会定例会を開会いたします。
これより本日の会議を開きます。
直ちに日程に入ります。
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◎日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(嶋﨑 宏之) 日程第1は、
会議録署名議員の指名であります。
会議録署名議員は、会議規則第79条の規定により、
竹中理議員、
田中藤一郎議員の両議員を指名いたします。
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◎日程第2 会期の決定
○議長(嶋﨑 宏之) 次は、日程第2、会期の決定についてであります。
この際、
議会運営委員長の報告を求めます。
16番、
関貫久仁郎議員。
○
議会運営委員長(
関貫久仁郎)
今期定例会の
議事運営についてご報告をいたします。
まず、会期につきましては、本日から12月23日までの27日間といたしております。
次に、日程につきましては、本日は、諸般の報告の後、まず、第142号議案及び第143号議案を除く
当局提出議案を一括上程し、市長の提案説明並びに各部長等による
議案ごとの説明を受けます。続いて、第142号議案及び第143号議案を一括上程し、市長の提案説明並びに部長等の説明を受け、質疑の後、所管の委員会に審査付託し、本会議を休憩いたします。休憩時間は40分程度とし、休憩中に委員会を開催し、
委員会審査の終了を待って本会議を再開いたします。次に、日程追加により第142号議案及び第143号議案を一括上程し、
委員長報告の後、質疑、討論、表決いたします。続いて、
意見書案第6号を上程し、説明の後、
委員会付託を省略し、全体審議で即決いたします。次に、
公立豊岡病院組合議会議員の選挙を行った後、監査報告を受理し、散会いたします。
次に、明11月28日と29日を休会とし、30日に本会議を再開いたします。
続いて、12月1日から6日までは
議案熟読のため休会、この間、1日正午を質疑・質問の
通告締切りといたします。
続いて、7日に本会議を再開し、10日までの4日間を質疑・質問に充て、質疑・質問が終局した後、各上程議案を所管の委員会に審査付託いたします。
その後、22日までを休会とし、その間、10日、14日及び21日を
委員会審査に充て、23日に本会議を再開し、
委員長報告、質疑、討論、表決を行い、
今期定例会を閉会することといたしております。
なお会期中に当局より
人事案件等が追加提案される予定となっておりますので、ご了承願います。
以上、報告のとおり、
今期定例会の
議事運営について、よろしくご協力をお願いいたします。以上です。
○議長(嶋﨑 宏之) お諮りいたします。
今期定例会の会期は、本日から12月23日までの27日間としたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(嶋﨑 宏之) ご異議なしと認めます。よって、会期は、27日間と決定しました。
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◎日程第3 諸般の報告
○議長(嶋﨑 宏之) 次は、日程第3、諸般の報告であります。
まず、
委員会発議の
意見書案第6号が提出され、お手元に配付し、また
文書共有システムに配信しておりますので、ご了承願います。
次に、議会関係の資料として、
会派結成状況、去る9月定例会、10月臨時会、11月臨時会における
委員会意見・要望及び
当局処理状況、8月28日以降の
議会活動報告書、
議会選出各種委員等一覧表並びに
委員会開催日程表をそれぞれお手元に配付し、また
文書共有システムに配信しておりますので、ご清覧願います。
以上で諸般の報告を終わります。
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◎日程第4 報告第25号並びに第139
号議案~第141号議案及び第144
号議案~第171号議案
○議長(嶋﨑 宏之) 次は、日程第4、報告第25号並びに第139号議案から第141号議案まで及び第144号議案から第171号議案まで、
株式会社北前館第29期の決算及び第30期の
事業計画に関する書類についてほか31件を一括議題といたします。
これより市長の提案理由の説明を求めます。
市長。
〔中
貝宗治市長 登壇〕
○市長(中貝 宗治) おはようございます。
令和2年第7回
豊岡市議会定例会の開会に当たり、
議員各位のご健勝をお喜び申し上げますとともに、日頃のご精励に対し、深く敬意を表します。
まず、
新型コロナウイルス対策の状況について申し上げます。
STAY豊岡についてです。
9月末をもって事業は終了しました。
延べ利用人数は1万531人、補助金額は6,621万円で、予算額8,000万円の82.8%に達しました。市の補助率から算出すると、少なくとも1億6,060万円以上の
直接的経済効果が得られています。
市内観光需要の増加に一定の役割を果たせたものと考えています。
EAT豊岡についてです。
販売した8万セットの食事券は、9月25日に完売しました。使用期限である12月31日までに
販売済食事券が全て使用されるとすると、少なくとも5億2,000万以上の
直接的経済効果が生まれることとなります。11月13日時点では、
販売済食事券の82.3%に当たる4億2,801万円が使用されています。
BUY豊岡についてです。
9月末をもって事業は終了しました。
補助金部分を含めた売上総額は2億710万円で、
目標売上額の2億円を超えました。産品別の売上額は、上位からかばん、革小物が9,995万円、但馬牛が5,171万円、乾麺等の出石そばが3,737万円などとなっています。新たな顧客の獲得につながった店舗も多く見られ、一定の成果があったものと考えています。
PLAY豊岡についてです。
6月末、
外出自粛等を余儀なくされていた市内の
子供たち6,451人に対し、市内の
体験アクティビティー等で利用できる2,000円分のチケットを配布しました。11月24日時点で
体験チケットの利用者数は延べ799人となっています。利用金額は約110万円で、利用率は8.5%にとどまっています。チケットの利用期限は来年3月14日までであり、
スキー体験のメニューを加えるなど、引き続き利用促進を図りたいと考えています。
THEATER豊岡についてです。
コロナ禍の中、
子供たちに元気を取り戻してもらうため、演劇や
パフォーマンス等に接する機会を7月から提供してきました。11月24日時点で全114公演のうち107公演を終了したところです。
市内小学校等を訪問しての演劇、
パフォーマンス公演については、延べ3,361人の
子供たちが鑑賞しました。
城崎国際アートセンター、
江原河畔劇場での
子供向け公演や市内各所での町なか
パフォーマンス公演等では、市内の親子を中心に延べ3,598人の方が鑑賞しました。保護者の皆様から、
子供たちの笑顔をたくさん見ることができたとのメッセージをいただくなど、
子供たちにとって有益な体験になったものと考えています。
なお、同様の取組として、
有限会社アゴラ企画が文化庁の助成金を活用し、
但馬地域の
子供たちにアートを届けるたじま
アートキャラバンを実施中です。
劇団青年団等による学校等の訪問公演や、観光地での
大道芸パフォーマンスなど、11月7日から来年3月までの間に但馬全域で160公演程度が行われる予定と聞いています。
THEATER豊岡に引き続き、すばらしい
アート体験が届けられるものと期待しています。
新型コロナウイルス感染症対策認証制度「CLEAN and SAFE TOYOOKA」についてです。
11月25日時点で認証を取得した施設数は348となっています。今後とも
感染リスクをゼロにすることはできないことを受け入れた上で、可能な限りまち全体の
感染予防力の向上を図ってまいります。
なお、最近の全国や県内での感染者の増加を受けて、防災行政無線を通じ、既に認証を取得されている方には緩みがないかどうか確認していただくよう呼びかけるとともに、まだの方に対し、ぜひ認証を取得していただくよう促したところです。
次に、高齢者の施設入所に際しての
新型コロナウイルス検査への助成について申し上げます。
介護老人福祉施設等でのクラスター発生を防ぐとともに、本市の入院医療体制の逼迫を招かないよう、施設への新規入所前に本人がPCR検査または抗原検査を希望する場合、検査費用の全額を助成したいと考えています。予備費を活用することとし、12月中旬から助成を開始できるよう、豊岡市医師会や検査を実施する医療機関との調整を行っているところです。
次に、
新型コロナウイルス感染症に係る受診体制の整備等について申し上げます。
去る10月26日、県は、
新型コロナウイルス感染症の診療や検査を担う指定医療機関を拡大すると発表しました。現時点で
但馬地域で31か所が指定されています。指定医療機関の名称は公表されていません。発熱等の症状がある場合は、まず、かかりつけ医等の身近な医療機関へ電話で相談いただき、当該医療機関が指定医療機関である場合、医師の判断に応じて診療または検査を受けることができます。かかりつけ医等がなく、相談先に迷う場合は、豊岡健康福祉事務所の発熱等受診相談センターや新型コロナ健康相談コールセンターへ電話で相談すれば、指定医療機関の紹介を受けることができます。
なお、公立豊岡病院での感染症患者の受入れ体制につきましては、軽症から中等症患者の場合は、まず感染症病床4床で対応し、患者が増えれば1つの病棟を専用病棟に転換するなどにより、最大45床まで増床されます。中等症から重症患者の場合は、集中治療室において最大5床で対応できます。さらに、朝来医療センターにおいて9床で軽症患者の受入れが可能と聞いています。
次に、豊岡最終処分場の使用期間延長について申し上げます。
クリーンパーク北但の完成以降、香美町の最終処分場に、その焼却灰等が搬入されていることなどもあり、豊岡最終処分場の残容量には相当の余裕があります。しかし、地元の口岩井区、奥岩井区との協定により、施設の使用期間は今年の10月31日までとなっていました。このため、豊岡最終処分場が満杯になるまでその使用期間を延長するべく、本市と北但行政事務組合は地元区と協議を進めてきました。
その結果、使用期間を10年延長すること及び10年後になお残容量がある場合には協議を行い、使用期間を再延長するための条件を定めることに同意をいただき、去る10月30日に協定書を締結しました。ご理解、ご協力をいただきました口岩井区、奥岩井区に対し、改めて感謝を申し上げます。
なお、香美町の最終処分場の使用期間についても、このたび5年間延長され、2026年8月末までとなっています。豊岡最終処分場への焼却灰等の搬入開始は、その後となる予定です。
さて、今議会に私から提出いたします案件は、報告事項1件、事件決議17件、条例8件、予算8件の合計34件です。また、会期中に人事案件1件、条例3件、予算1件を追加提出する予定としておりますので、あらかじめご了承賜りたいと存じます。
それでは、当面する市政の諸課題及び提出議案の主なものについて、基本構想の市民の暮らしを支える施策の体系に沿ってご説明申し上げます。
第1に、「安全に安心して暮らせるまち」に関連する内容について申し上げます。
山田川流域内水対策事業についてです。
奈佐川右岸の山田川流域においては、内水氾濫により浸水被害が度々発生することから、国土交通省が所管している福田第一樋門付近に排水機場を築造することにしました。
財源として、充当率100%、交付税措置率70%の緊急自然災害防止対策事業債を活用することとし、2022年度末に事業を完了したいと考えています。
必要な債務負担行為に係る
補正予算を今議会に提出しています。
さらに、工事契約締結に係る議案を3月定例議会に提出する予定としています。
第2に、「持続可能な「力」を高めるまち」に関連する内容について申し上げます。
まず、豊岡演劇祭2020についてです。
規模を縮小するなど、
感染症対策に重点を置きながらの実施となりました。結果として、感染者の報告はなく、トークイベントやナイトマーケットの参加者を含め、延べ6,547人の方に来場いただくことができました。
アンケートの結果によれば、来場者の居住地は市内が30%、本市を除く県内が19%、県外が51%となっています。市外からの来場者のうち73%の方が宿泊しています。試算では、観光消費額は4,483万6,000円、経済波及効果額が7,532万4,000円となっています。今回の取組で演劇ツーリズムの可能性がはっきりと見えてきました。今後、さらにトヨタ・モビリティ基金やKDDI等と実施したオンデマンド交通などの実証実験の結果を検証し、まちの課題解決や未来のまちづくりへとつなげたいと考えています。
なお、実行委員会の決算では剰余金が生じる見込みで、繰越しを行い、後年度の市負担金を調整することとしています。
次に、国内外からの観光客の動向について申し上げます。
まず、外国人観光客の動向です。
今年7月から9月の第3四半期に豊岡市内に宿泊した外国人の延べ人数は268人で、前年同期比1万1,083人の減、97.6%の減となっています。現時点では積極的な誘客を図る事業は停止しており、海外現地の定期的な状況把握や旅行会社及びメディアとの関係維持のため、情報発信業務に取り組んでいます。
これにより、今年度上半期の海外メディアでの記事掲載件数は247件と前年同期比114件の増、85.7%の増となっています。このメディアとのつながりが今後必ず成果を満たすものと考えています。
次に、国内からの観光客の動向です。
今年度上半期の本市の宿泊者数は24万3,009人で、前年同期比27万2,584人の減、52.9%の減となっています。また、兵庫県観光客動態調査に係る本市の基礎調査では、今年4月から10月までのコウノトリ文化館の入館者数が3万2,340人で、前年同期比で76.1%の減、城崎温泉外湯の入浴者数が34万1,134人で52.8%の減、出石地域市営駐車場の利用台数が5万2,097台で22%の減となっています。
ただ、6月以降の城崎温泉外湯の入浴者数等を見ますと、予断を許さないものの、回復傾向にあります。11月から城崎温泉等では繁忙期に入りました。
新型コロナウイルス感染症の
感染リスクをゼロにすることはできないことを受け入れた上で、まち全体の
感染予防力を可能な限り高め、社会経済活動の再起動を促進したいと考えています。
次に、有害鳥獣対策について申し上げます。
今年度10月末までの鹿の有害捕獲数は4,042頭で、前年同期比724頭の増となっています。このまま推移すれば、過去最高レベルである4,800頭程度の実績となる見込みです。狩猟での実績と合わせて年間6,500頭の目標を立てていますが、7年連続で達成できるものと考えています。
また、猿による農作物被害防止のための防護柵設置等への補助金については、現時点で豊岡地域と城崎地域で計12件の実績があり、好評を得ています。引き続き補助金の利用促進を図りたいと考えています。
次に、但馬空港の利用状況について申し上げます。
新型コロナウイルス感染拡大による
外出自粛等が影響し、今年の3月以降、利用者数は大きく減少しています。都道府県をまたぐ移動の自粛が解除された6月以降は回復傾向にありますが、依然影響は大きく、今年の4月1日から11月24日までの利用者数は前年同期比60.3%減の1万1,052人、利用率は前年同期比38.2ポイント減の31%となっています。この状況が続き、仮に今年度の利用率が50%を下回ると、運航事業者との取決めにより、利用率50%での収益を保障するための欠損補填金を但馬空港推進協議会が支払うこととなります。協議会にはそのための基金が現存していますが、長期的な財政運営、ひいては本市への法令外負担金に影響を及ぼす可能性があります。
このため、本市では現有予算を活用し、12月から来年2月までの搭乗者に対し、現行の助成金額に搭乗1件当たり1,500円を上乗せして助成することとしています。
また、11月から2022年3月までの間、搭乗回数に応じて豊岡市の特産品を進呈するポイント制度も実施しているところです。
第3に、「未来を拓く人を育むまち」に関連する内容について申し上げます。
まず、子育て支援総合拠点等の整備についてです。
雨天時等でも親子等で遊べるキッズランドの整備のほか、子育て総合センターのアイティ7階からの移転等により、地方創生を先導する子育て支援の総合拠点等を創出します。先行して、生涯学習サロンを整備し、最終的には高齢者や
子供たちをはじめ、多様な人々が触れ合い、交流できる場としたいと考えています。
現在、施設のコンセプト、機能、整備方針、管理運営の考え方等を盛り込んだ子育て支援総合拠点等整備構想を策定中です。構想の策定に当たっては、子育てサークルなど関係団体等へのヒアリングを実施しており、12月中に施設のコンセプト、配置する機能及び規模等をまとめた中間報告を行い、来年3月には策定を完了したいと考えています。
生涯学習サロンについては、整備工事に向けて必要な調査及び設計監理を進めています。来年1月に整備工事に着手し、3月末の竣工、4月中のオープンを予定しています。
主な利用者として想定している但馬高齢者生きがい創造学院では、来年度の受講生の募集を来る1月から開始すると伺っています。懸案となっていた施設の老朽化や交通の利便性の課題がようやく解消されることとなり、学院生の増加につながればと考えています。
なお、アイティ4階フロアの取得につきましては、不動産鑑定業務が終了し、さとうグループである株式会社藤屋との不動産売買仮契約を11月16日付で締結したところです。今議会に土地及び建物の取得に係る議案を提出しています。不動産の引渡しについては、生涯学習サロン部分を12月28日に、子育て支援総合拠点部分を来年6月30日に行う予定としています。
次に、幼児教育・保育及び放課後児童のあり方計画について申し上げます。
計画案の市民説明会を去る8月24日から9月11日までの間、6地域9会場で開催し、延べ306人の皆様に参加いただきました。子供の減少が続く地域においては、統合で友達が増えることはよいことだと思う、早く統合を進めてほしいなど、統合に前向きなご意見をいただきました。
一方で、民営化は不安だ、通園距離が長くなると送迎の負担が大きくなるなど、統合に不安を感じる方もあり、今後とも市民の皆様への丁寧な説明が必要であると改めて認識したところです。
その後、要望のあった地区で再度の説明会を行ったほか、11月13日から27日までの間でパブリックコメントを実施しました。
今後、いただいたご意見を参考に計画案の見直しを行い、来年2月には策定を完了したいと考えています。
次に、小・中学校の適正規模、適正配置の検討について申し上げます。
保護者向けの地域別意見交換会を9月23日から10月6日までの間で、住民向けの地域別意見交換会を10月13日から29日までの間で合わせて12回開催し、延べ479人の皆様に参加いただきました。
学校再編の必要性について、複式学級は解消するべき、子供のためにはもっと大勢の中で学ばせるべきなど、前向きなご意見をいただき、一定のご理解をいただけたものと考えています。
一方で、学校がなくなると地域が寂れる、少子化対策に力を入れるべきなど、再編以外の手段を求めるご意見もいただきました。
これらのご意見について、今後の適正規模・適正配置審議会で十分に検討が行われ、来年2月に答申がなされる予定となっています。
なお、個別に調整を進めている五荘小学校と奈佐小学校の統合及び港東小学校と港西小学校の統合に関し、今月それぞれの準備委員会から統合に必要な調整項目に係る結論が示されました。これに合わせ、必要な条例改正案を今議会に提出しています。
また、去る9月18日に中竹野小学校と竹野小学校の統合に関する要望書が提出され、同月24日の教育委員会において2022年4月を目標に統合する方針を決定しました。今後準備委員会を設置し、協議を進めていくこととしています。
次に、専門職大学の進捗について申し上げます。
去る10月23日、文部科学大臣から大学の設置が認可されました。認可申請時の仮称は国際観光芸術専門職大学でしたが、文部科学省の審査を踏まえ、正式名称は芸術文化観光専門職大学となっています。この認可を受け、12月12日の学校推薦型選抜試験を皮切りに、12月20日に総合型選抜試験、来年2月7日から一般選抜試験が行われる予定です。また、学舎は来年2月26日に、学生寮は1月29日に竣工する予定となっています。引き続き県と連携しながら、眼前に迫った開学に向けて取組を進めてまいります。
第4に、「人生を楽しみお互いを支え合うまち」に関連する内容について申し上げます。
まず、東京2020オリンピック・パラリンピックについてです。
延期後の日程が確定したことを受け、市民を挙げて再度盛り上げるべく、来年5月23日の聖火リレーや7月のボート代表チームの事前合宿に向けて準備を進めています。必要な債務負担行為を含む
補正予算を今議会に提出しています。
また、
新型コロナウイルス感染症対策について、国において
新型コロナウイルス感染症対策調整会議が設置され、選手等の滞在期間中における検査を含めた健康管理のほか、様々な対策が検討されています。本市としても、この会議の結果に従い、ドイツやスイスのボート代表チームが心置きなく大会に集中できるよう、適切な対応を行いたいと考えています。
感染症対策に必要な予算については、来る3月定例議会に提出する予定です。
次に、地域コミュニティ中間支援組織について申し上げます。
組織の立ち上げに向けて地域サポーターを1名増員して2名体制とし、地域づくり計画の策定支援など、地域コミュニティ組織への各種支援を実施しつつ、支援組織体制の検討を行っています。
地域サポーターは12地区において地域づくり計画の策定支援を行っているほか、意見が出やすい会議の持ち方や労務管理、年末調整事務などについて、地域に近い立場で細やかな支援を実施しています。
去る10月1日に任意団体「ちいきのて」が発足し、県の地域再生アドバイザーや社会福祉協議会等の参画も得ながら、来年4月に中間支援組織を一般社団法人として設立する準備を進めているところです。
第5に、「市政の運営」に関連する内容について申し上げます。
まず、ジェンダーギャップ解消戦略についてです。
戦略の策定に向け、去る9月23日に第1回目の、11月19日に第2回目の豊岡市ジェンダーギャップ解消戦略会議を開催しました。この会議では、ジェンダーギャップ解消を自分事として捉えることに重点を置き、無意識の偏見に気づく体験や他者理解、自己理解を深めるための演劇ワークショップを取り入れるなど、従来の戦略策定手法とは異なる手法を取っています。
今後、さらに議論を深め、若い世代の意見や経営者の先進事例に係るヒアリング結果などを反映させつつ、来年2月のパブリックコメントを経て3月に策定を完了したいと考えています。
次に、公共施設マネジメントの推進について申し上げます。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により延期していました地域デザイン懇談会運営支援業務の事業者選定プロポーザルを去る8月に再開し、10月に支援事業者を決定しました。
また、旧5町域で開催する地域デザイン懇談会に関しては、グループ討議のファシリテーターとなる市職員を庁内公募により決定し、市民メンバーについても選定を進めているところです。
今後、ファシリテーターとなる市職員への研修、指導を支援事業者が行い、来年1月以降、地域デザイン懇談会を開催したいと考えています。
次に、豊岡市
土地開発公社の解散について申し上げます。
公社は、これまで土地価格が右上がりとなる経済環境を前提に、多くの事業用地の先行取得等を行ってきました。しかしながら、経済環境も大きく変わり、公社本来の業務である土地の先行取得や宅地開発は2011年度を最後に行っておらず、その存在意義が低下しています。
このため、去る10月の公社理事会で解散について審議を行い、解散手続に入ることを決定したところです。
土地開発公社の解散に係る議案を、今議会に提出しています。
なお、主要な残余財産である八代・小河江地区周辺開発整備事業用地につきましては、民間事業者及び地元の地域コミュニティ組織への貸付けを予定しています。
次に、ふるさと納税の状況について申し上げます。
前年度は、これまでで最高額となる6億8,721万円の寄附をいただきました。今年度は4月から新たな寄附取扱窓口として「ふるなび」を追加するとともに、返礼品も豊岡かばんを中心に、前年から倍増の946品目に増やし、その見せ方も改善してきました。
その結果、11月25日時点での寄附金額は3億3,549万円で、前年同期比60%の増、寄附件数が6,155件で、前年同期比70%の増と好調に推移しています。
ふるさと納税は12月に最も寄附が集中するため、全国の皆様から本市を応援いただけるよう、さらなる情報発信に努めているところです。
続いて、令和2年度
一般会計補正予算(第17号)について申し上げます。
歳入歳出予算全体を見直し、今後の執行見込額を精査して過不足が生じる経費などを中心に計上しています。
補正総額は1億2,184万1,000円の減額としています。
債務負担行為の補正では、工事等の発注時期の年度内平準化や発注件数の少ない春先の受注機会の拡大などを目的としたゼロ市債及び指定管理業務など、来年4月から直ちに実施する必要のある業務のための設定のほか、山田川流域内水処理事業等21件を追加しています。このうちゼロ市債については、
一般会計では5件で5,845万円を、水道事業会計では1件で1億1,000万円を計上しており、合計では6件で1億6,845万円となります。
また、歳出の主なものとしては、除雪業務に係る委託料を2億2,363万円計上しています。
次に、来年度、歳入の減収見込みについて申し上げます。
現在、来年度予算の編成作業を進めているところですが、
新型コロナウイルス感染症の影響により大幅な減収が予想されます。今年度予算と比較して、市税、地方消費税交付金などが約6億2,000万円減収すると見込む一方で、減収に伴う普通交付税が約4億6,000万円措置される見込みであることから、差引き1億6,000万円程度の減収と試算しています。ただし、この試算については、地方交付税の基礎となる国の地方財政計画が未策定であるため、2008年のリーマンショック時における本市の減収率を用いており、今後大きく変わる可能性があります。
いずれにしても非常に厳しい財政状況が予想されます。国県の経済対策などの動きを注視しながら、感染拡大により傷ついた社会経済活動の再生に向けた取組を推進するため、鋭意予算編成作業を進めてまいります。
以上をもちまして、私の総括説明を終え、各議案の詳細については、担当部長等から説明いたしますので、よろしくご審議いただき、適切なご決定を賜りますようお願い申し上げます。ありがとうございました。
○議長(嶋﨑 宏之) 市長の説明は終わりました。
暫時休憩します。再開は10時10分。
午前10時06分休憩
────────────────────
午前10時10分再開
○議長(嶋﨑 宏之) 休憩前に引き続き会議を再開します。
続いて、
議案ごとの説明に入ります。
まず、報告第25号について説明を求めます。
竹野振興局長。
○
竹野振興局長(瀧下 貴也) 議案3ページをご覧ください。報告第25号、
株式会社北前館第29期の決算及び第30期の
事業計画に関する書類につきまして、地方自治法の規定によりご報告いたします。
6ページの事業報告をご覧ください。
株式会社北前館の昨年10月から今年3月までの上半期は、総売上額が前期対比102.1%と順調な経営状況でした。しかし、1月以降は
新型コロナウイルスが猛威を振るい、4月7日には緊急事態宣言が発出され、15日には兵庫県から関係機関に対して休業要請が行われ、北前館においても4月20日から5月21日まで臨時休業することになりました。
再開後においても
新型コロナウイルス感染の不安が払拭し切れず、入館者は伸び悩み、加えて梅雨明けが大きく遅れたことから、トップシーズンである夏季の売上げが大きく落ち込む結果となりました。
また、温泉部門においても、時間短縮やサウナの使用中止に加え、安全対策として入浴者数の制限などを行った結果、売上額は大きく落ち込みました。
これらの要因から、7ページをお願いします。7ページの3、営業成績及び財産状況の推移に記載のとおり、第29期の売上高は4,432万円と前期より900万円近い減額となりましたが、経常利益としては30万1,000円を確保することができました。
11ページの損益計算書をご覧ください。損益状況ですが、営業利益は右の列の真ん中辺り、65万3,000円、これに営業外収益126万円を加え、営業外費用の161万3,000円を差し引いた経常利益は30万1,000円です。この経常利益に
新型コロナウイルス感染症に対する国の持続化給付金と県の休業要請事業者経営継続支援金合わせて330万円を特別利益として加え、法人税等充当額を差し引いた当期純利益は339万円となっています。
続いて、第30期の
事業計画及び収支計画についてです。
16ページをご覧ください。第30期は、会社設立30周年を迎えます。北前館は今後さらなる収益向上を目指し、各部門での収益の改善を図られるほか、ジオ学習の場としての機能を発揮するなど、北前館が竹野地域の交流人の核施設となれるよう運営することを目指されています。
その他、詳細につきましては、お手元に配付しております資料をご清覧いただきますようお願い申し上げ、報告とさせていただきます。以上です。
○議長(嶋﨑 宏之) 次に、第139号議案について説明を求めます。
政策調整部長。
○
政策調整部長(塚本 繁樹) 19ページをご覧ください。第139号議案、豊岡市
土地開発公社の解散についてご説明いたします。
本案は、豊岡市
土地開発公社の解散について、公有地の拡大の推進に関する法律の規定により、議会の議決を求めるものです。
豊岡市
土地開発公社は、公共用地、公用地等の取得、造成、管理、処分等を行うことにより、地域の秩序ある整備と市民福祉の増進に寄与することを目的として、公有地の拡大の推進に関する法律に基づき、昭和48年4月に本市が100%出資して設立された特別法人です。
設立後、本市の公共施設等の整備に当たっての施設用地の確保や代替地のあっせん、さらには住宅地の供給など、本市の公共事業や市民福祉の増進に貢献してきたところです。しかしながら、近年は地価の下落傾向が続き、将来的にも急速な地価の上昇が見込まれない現状において、公共用地等の先行取得を主な業務とする公社は相応の役割を果たしてきたと認められるところです。
また、土地の先行取得も平成23年度、2011年度を最後に行われておらず、次年度以降は3年ごとに公社の理事会において存廃についての議論も行ってきたところです。
また、昨年度に策定された第4次豊岡市行財政改革大綱にも公社の在り方について検討するよう明記していることから、10月19日に理事会を開催し、公社の解散について審議したところ、理事全員からの同意を得たところでございます。
なお、公社の土地及び現金預金など、全ての残余財産につきましては公社の清算結了後、市に帰属することになります。
説明は以上です。
○議長(嶋﨑 宏之) 続いて、第140号議案について説明を求めます。
都市整備部長。
○
都市整備部長(澤田 秀夫) 21ページをご覧ください。第140号議案、土地及び建物の取得についてご説明いたします。
本案は、子育て支援総合拠点等及び生涯学習サロン整備のため、駅前再開発ビルアイティ4階のフロアの一部を取得するに当たり、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例の規定により、議会の議決を求めるものでございます。
取得する土地の所在は豊岡市大手町340番、地目は宅地です。地積は8,705.17平方メートルで、敷地権割合は100万分の11万6,304です。取得予定価格は5,595万5,800円です。契約の相手方は記載のとおりです。
次に、建物についてですが、家屋番号は大手町340番の001の4、001の6、401、402、404。構造は鉄筋コンクリート造1階建てです。取得面積は3,242.79平方メートルです。取得予定価格は2億6,393万8,620円です。契約の相手方は記載のとおりです。
次ページに区画図を添付しておりますので、ご清覧ください。
説明は以上です。
○議長(嶋﨑 宏之) 次に、第141号議案について説明を求めます。
教育次長。
○教育次長(堂垣 真弓) 25ページをご覧ください。第141号議案、
物件購入契約の締結についてご説明いたします。
本案は、小学校で使用する児童用端末に係る
物件購入契約を締結するに当たり、議会の議決を求めるものでございます。
契約の目的は小学校児童用端末の購入、契約の方法は随意契約、契約の金額は6,687万1,200円、その他契約の相手方等は記載のとおりでございますので、ご清覧ください。
説明は以上です。
○議長(嶋﨑 宏之) 続いて、第144号議案及び第145号議案について、一括して説明を求めます。
地域コミュニティ振興部長。
○
地域コミュニティ振興部長(幸木 孝雄) 議案の31ページをご覧ください。第144号議案、
豊岡市立植村直己冒険館の
指定管理者の指定についてご説明いたします。
本案は、植村直己冒険館について
指定管理者を指定し、期間を定めて管理を行わせようとするもので、地方自治法の規定により、議会の議決を求めるものです。
指定管理者の候補者には、PFI法に基づく植村直己冒険館機能強化事業選定事業者であります豊岡冒険館株式会社を選定し、指定の期間は令和3年4月20日から令和18年10月31日までの15年7か月間としています。
なお、33ページに施設の概要等を記載しておりますので、ご清覧ください。
続いて、35ページをご覧ください。第145号議案、
豊岡市立豊岡市民プラザの
指定管理者の指定についてご説明いたします。
指定管理者の候補者には、引き続き特定非営利活動法人コミュニティアートセンタープラッツを選定し、指定の期間は令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間としています。
なお、37ページに施設の概要等を記載していますので、ご清覧ください。以上です。
○議長(嶋﨑 宏之) 次に、第146号議案について説明を求めます。
地域コミュニティ振興部参事。
○
地域コミュニティ振興部参事(桑井 弘之) 39ページをご覧ください。第146号議案、
豊岡市立玄武洞スポーツ公園の
指定管理者の指定についてご説明いたします。
本案は、玄武洞スポーツ公園について
指定管理者を指定し、期間を定めて管理を行わせようとするもので、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求めるものです。
指定管理者の候補には、効果的かつ効率的な管理運営が期待できることから、田鶴野地区振興協議会を指定しようとするものです。指定の期間は、令和3年4月1日から令和6年3月31日までの3年間としております。
なお、次ページに管理を行わせようとする施設の概要等を記載しておりますので、ご清覧ください。
説明は以上です。
○議長(嶋﨑 宏之) 続いて、第147号議案について説明を求めます。
コウノトリ共生部長。
○
コウノトリ共生部長(川端 啓介) 43ページをご覧ください。第147号議案、
豊岡市立奈佐森林公園の
指定管理者の指定についてご説明をいたします。
本案は、森林公園の保健休養機能等の促進を図り、市民の健康増進及び地域の活性化を推進するために設置している
豊岡市立奈佐森林公園につきまして、
指定管理者を指定し、期間を定めて管理を行わせようとするもので、地方自治法の規定により、議会の議決を求めるものです。
指定管理者の候補者は、設置目的のうちの地域の活性化に鑑み、奈佐地区で組織する奈佐森林公園管理委員会を
指定管理者選定審査会のご意見をいただき、公募で選定したところでございます。指定の期間は、令和3年4月1日から令和6年3月31日までの3年間としています。
なお、当該施設の概要、管理業務の内容につきましては、45ページに添付しておりますのでご清覧をください。
説明は以上です。
○議長(嶋﨑 宏之) 次に、第148号議案について説明を求めます。
都市整備部長。
○
都市整備部長(澤田 秀夫) 47ページをご覧ください。第148号議案、
豊岡市立市営住宅赤野団地集会所の
指定管理者の指定についてご説明いたします。
本案は、良好な地域社会の維持及び形成に資する目的で設置した市営住宅赤野団地集会所について
指定管理者を指定し、期間を定めて管理を行わせようとするもので、地方自治法の規定により、議会の議決を求めるものでございます。
指定管理者の候補は、良好な管理運営を行っている現指定管理団体である赤野区を選定し、指定の期間は令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間としています。
なお、この施設の概要、管理業務等につきましては49ページに記載しておりますので、ご清覧ください。
説明は以上です。
○議長(嶋﨑 宏之) 続いて、第149号議案及び第150号議案について、一括して説明を求めます。
竹野振興局長。
○
竹野振興局長(瀧下 貴也) 51ページをご覧ください。第149号議案、
豊岡市立阿金谷地区農林漁家婦人活動施設の
指定管理者の指定期間変更についてご説明いたします。
地区集会施設である当該施設は、令和3年度末で耐用年数を迎えるため、その後は現在の
指定管理者である阿金谷区への譲渡を予定しています。
つきましては、譲渡までの間、指定管理期間を延長するため、現在の指定の期間の終期、令和3年3月31日を令和4年3月31日まで1年間延長しようとするものです。
53ページに公の施設の概要等を添付しておりますので、ご清覧ください。
続いて、55ページをご覧ください。第150号議案、
豊岡市立竹野川湊館の
指定管理者の指定についてご説明いたします。
来年度から名称を変更する
豊岡市立竹野川湊館の
指定管理者を指定し、期間を定め、管理を行わせようとするもので、地方自治法の規定により、議会の議決を求めるものでございます。
公募により選定した現在の豊岡市立住吉屋歴史資料館の
指定管理者であるいろりの会に指定しようとするものです。指定の期間は、令和3年4月1日から令和6年3月31日までの3年間としています。
57ページに公の施設の概要等を添付しておりますので、ご清覧ください。
説明は以上です。
○議長(嶋﨑 宏之) 次に、第151号議案から第153号議案までの3件について、一括して説明を求めます。
日高振興局長。
○
日高振興局長(小谷 士郎) 第151号議案から第153号議案の3議案は、
指定管理者の指定についてそれぞれの団体を指定したいので、地方自治法の規定により、議会の議決を求めるものでございます。
議案書の59ページをご覧ください。第151号議案、
豊岡市立湯の原
温泉オートキャンプ場の
指定管理者の指定について、新たに公募により選定しましたアドバンス株式会社を指定しようとするものです。指定の期間は、令和3年4月1日からの3年間でございます。
63ページをご覧ください。第152号議案、
豊岡市立頃垣活性化センターの
指定管理者の指定については、引き続き現
指定管理者である頃垣区を指定しようとするものございます。指定の期間は、令和3年4月1日から4年間です。
引き続き、67ページをご覧ください。第153号議案、
豊岡市立竹貫区
コミュニティセンターの
指定管理者の指定については、引き続き現
指定管理者である竹貫区を指定しようとするものです。指定の期間は、令和3年4月1日から5年間でございます。
なお、それぞれの議案の次のページに公の施設の概要等を添付しておりますので、ご清覧ください。
説明は以上です。
○議長(嶋﨑 宏之) 続いて、第154号議案について説明を求めます。
出石振興局長。
○
出石振興局長(村上 忠夫) それでは、71ページをご覧ください。第154号議案、
豊岡市立室見会館の
指定管理者の指定については、引き続き現
指定管理者であります細見区を指定しようとするものです。指定管理の期間は、令和3年4月1日から5年間とし、公の施設の概要等を次のページに添付しておりますので、ご清覧ください。
説明は以上です。
○議長(嶋﨑 宏之) 次に、第155号議案について説明を求めます。
但東振興局長。
○
但東振興局長(羽尻 泰広) 議案書75ページをご覧ください。第155号議案、
豊岡市立但東地域特産物加工施設の
指定管理者の指定については、引き続き現
指定管理者である合橋地域づくりの会を指定しようとするものでございます。指定管理の期間は、令和3年4月1日から令和6年3月31日までの3年間とし、公の施設の概要等を次のページに添付しておりますので、ご清覧ください。
説明は以上です。
○議長(嶋﨑 宏之) 続いて、第156号議案について説明を求めます。
政策調整部長。
○
政策調整部長(塚本 繁樹) 79ページをご覧ください。第156号議案、豊岡市
督促手数料及び
延滞金徴収条例及び豊岡市
公共下水道事業受益者負担に関する条例の一部を改正する
条例制定についてご説明いたします。
本案は、租税特別措置法の改正及び地方税法の改正に伴い、延滞金の割合等の特例に係る所要の規定の整理を行うため、条例を改正するものです。
82ページをご覧ください。1、改正の内容です。豊岡市
督促手数料及び
延滞金徴収条例及び豊岡市
公共下水道事業受益者負担に関する条例について、延滞金の割合等の特例を定める規定に係る所要の規定の整理を行うものです。
この条例の施行については、戻っていただき81ページの附則第1項で、租税特別措置法等の施行に合わせ令和3年1月1日から施行することとしており、第2項で経過措置を定めています。
83ページ、84ページに、各条例の新旧対照表を添付していますので、ご清覧ください。
説明は以上です。
○議長(嶋﨑 宏之) 次に、第157号議案及び第158号議案について、一括して説明を求めます。
市民生活部長。
○
市民生活部長(谷岡 慎一) 85ページをご覧ください。第157号議案、豊岡市
国民健康保険税条例の一部を改正する
条例制定についてご説明いたします。
88ページをご覧ください。条例案要綱によりご説明いたします。
1の改正の内容につきましては、令和3年1月1日施行の個人所得課税の見直しにより、給与所得控除額及び年金所得控除額が一律10万円引き下げられることに伴い、国民健康保険税の減額の対象者を判定する所得の算定について、国民健康保険税の負担水準に関して影響が生じないようにするための改正を行うものです。
2の附則で施行期日を定め、令和3年度分の国民健康保険税から適用します。
89ページから92ページまで新旧対照表を添付しておりますので、ご清覧ください。
続きまして、93ページをご覧ください。第158号議案、豊岡市
地域経済牽引事業の促進のための
固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する
条例制定についてご説明いたします。
96ページをご覧ください。1の改正の内容につきましては、
地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律第25条が26条に改正されたことに伴い、目的規定に規定する省令名を改めるものです。
なお、97ページに新旧対照表を添付しておりますので、ご清覧ください。以上です。
○議長(嶋﨑 宏之) 続いて、第159号議案及び第160号議案について、一括して説明を求めます。
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(久保川伸幸) それでは99ページをご覧ください。第159号議案、
豊岡市立心身障害者小規模通所作業所の設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定についてご説明をいたします。
本案は、豊岡市立日高共同作業所を廃止することとし、豊岡市立日高共同作業所に関する規定を条例から削除するものでございます。
附則で、この条例は令和3年4月1日から施行することといたしております。
なお、103ページに新旧対照表を添付しておりますので、ご清覧ください。
続きまして、105ページをご覧ください。第160号議案、
豊岡市立老人福祉センターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定についてご説明をいたします。
本案は、豊岡市立竹野老人福祉センターを廃止することとし、竹野老人福祉センターに関する規定を条例から削除するものでございます。
附則で、この条例は令和3年4月1日から施行することといたしております。
なお、109ページから新旧対照表を添付しておりますので、ご清覧ください。
説明は以上です。
○議長(嶋﨑 宏之) 次に、第161号議案について説明を求めます。
都市整備部長。
○
都市整備部長(澤田 秀夫) 113ページをご覧ください。第161号議案、
豊岡都市計画事業稲葉川土地区画整理事業施行条例の一部を改正する
条例制定についてご説明いたします。
本案は、土地区画整理法施行令の改正に伴い、稲葉川区画整理事業の清算金に付すべき利子の利率を引き下げるなどの改正を行うものです。
116ページをご覧ください。条例案要綱によりご説明します。改正の内容としましては、清算金を分割徴収する場合に付すべき利子の利率を年6%から3%に引き下げること、登記完了の公告は、不動産登記規則による登記完了証の交付を受けたときに行うこととなります。
附則としまして、この条例は、令和3年1月1日より施行することとしています。
117ページに新旧対照表をつけておりますので、ご清覧ください。
説明は以上です。
○議長(嶋﨑 宏之) 続いて、第162号議案について説明を求めます。
教育次長。
○教育次長(堂垣 真弓) 119ページをご覧ください。第162号議案、
豊岡市立小学校及び中学校の設置に関する条例及び豊岡市立放課後
児童クラブの設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定についてご説明いたします。
本案は、五荘小学校及び奈佐小学校の統合並びに港東小学校及び港西小学校の統合に伴い小学校及び放課後
児童クラブの設置に関する規定の整備を行おうとするものでございます。
122ページをご覧ください。条例案要綱によりご説明いたします。1、改正の内容の(1)では、
豊岡市立小学校及び中学校の設置に関する条例について、奈佐小学校を廃止し、港東小学校及び港西小学校を統合する港小学校を設置することに伴い、別表を改めるものでございます。
(2)では、豊岡市立放課後
児童クラブの設置及び管理に関する条例について、奈佐放課後
児童クラブを廃止し、港東放課後
児童クラブ及び港西放課後
児童クラブを統合する港放課後
児童クラブを設置することに伴い、別表第1を改めるものでございます。
なお、附則で、この条例は、令和3年4月1日から施行することと、豊岡市立学校施設の使用料の徴収に関する条例について、所要の規定の整理を行うこととしております。
123ページから125ページに新旧対照表を添付しておりますので、ご清覧ください。
説明は以上です。
○議長(嶋﨑 宏之) 次に、第163号議案について説明を求めます。
消防長。
○消防長(桝田 貴行) 127ページをご覧ください。第163号議案、豊岡市
火災予防条例の一部を改正する
条例制定につきましてご説明申し上げます。
本案は、電気自動車用急速充電設備の規格変更に伴い、対象火気設備等の位置、構造及び管理並びに対象火気器具等の取扱いに関する条例の制定に関する基準を定める省令が改正されたことにより、豊岡市
火災予防条例におきましても規定の整備を行うものでございます。
内容につきましては、131ページ、条例案要綱をご覧ください。1、(1)につきましては、全出力50キロワットを超える急速充電設備の届出が追加されたことから、規定の整理を行うものでございます。
(2)では、急速充電設備を屋外に設ける場合は、建築物から3メートル以上の距離を保つなどの基準を新たに加えるものでございます。
(3)では、急速充電設備のうち全出力50キロワットを超えるものを設置しようとする者は、あらかじめ消防長等に届け出ることとするものでございます。
附則で、施行日を令和3年4月1日としております。
なお、既存または現に工事中の急速充電設備におきましては、改正後の位置、構造及び管理に関する基準を適用せず、なお従前の例によるものとしております。
132ページから135ページに新旧対照表をつけておりますので、後ほどご清覧ください。
説明は以上でございます。
○議長(嶋﨑 宏之) 続いて、第164号議案について説明を求めます。
政策調整部長。
○
政策調整部長(塚本 繁樹) 137ページをご覧ください。第164号議案、令和2年度豊岡市
一般会計補正予算(第17号)についてです。
第1条で歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ1億2,184万1,000円を減額し、予算の総額を583億9,167万5,000円としています。
第2条で繰越明許費を定め、第3条で債務負担行為を追加、第4条で地方債の変更をしています。
141ページをご覧ください。繰越明許費です。公共施設マネジメント推進事業の776万6,000円を繰り越すもので、
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、年度内の業務完了が困難となったことによるものです。
142ページをご覧ください。債務負担行為補正です。21の事項について、限度額合計13億3,878万1,000円を追加しています。
1行目の太陽光発電システム設置費補助金から5行目の住宅管理事業までの5事項はゼロ市債です。下から7行目の内水処理事業は、山田川流域の内水対策事業で、7億8,000万円を計上しています。指定管理料は下から3行の市民プラザ指定管理料ほか2件です。
143ページをご覧ください。地方債補正です。補正後の借入限度額は35億2,860万円となります。
200ページ、201ページをご覧ください。歳出
補正予算総括表により、主なものについてご説明いたします。
今回の補正では、各款にわたって人件費の補正を行っています。会計年度任用職員に係る不用額等の整理や職員の時間外勤務手当の増額などによるものです。
まず、2、総務費です。主な内容欄の左側5行目、鉄道交通対策事業費1,286万6,000円は、
新型コロナウイルス感染症の拡大により、経営に深刻な影響を受けている京丹後鉄道に対する事業継続支援のための補助金等でございます。
次に、3、民生費です。右側4行目、障害者(児)自立支援給付事業費2,397万1,000円は、障害福祉サービスの利用者が増加したことによるものです。
次に、6、農林水産業費です。右側3行目、人・農地プラン推進事業費1,754万4,000円は、農地中間管理機構への農地集積、集約化に取り組む地域が増加したことによるものです。
8、土木費です。左側2行目、雪害対策事業費2億721万5,000円は、除雪業務委託料の近年の実績を考慮し、増額するものなどです。その右、交通安全施設整備事業費593万6,000円は、未就学児等の安全確保を図るため、国の交付金を活用し、危険箇所に防護柵等を設置するものです。
202ページ、203ページをご覧ください。10、教育費です。右側3行目、学校施設管理費2,210万2,000円は、小学校の統合に向けた準備経費や特別支援学級設置に伴う改修経費などです。そのほか、
新型コロナウイルス感染症対策事業につきましては、既に事業が終了しているものなどについて減額をしております。
財源については、戻っていただきまして、198ページ、199ページの歳入
補正予算総括表をご覧ください。国庫支出金や諸収入などを減額しているほか、一般財源では繰越金を増額しています。
206ページには、投資的経費を掲載しておりますので、ご清覧ください。
説明は以上です。
○議長(嶋﨑 宏之) 次に、第165号議案について説明を求めます。
市民生活部長。
○
市民生活部長(谷岡 慎一) 209ページをご覧ください。第165号議案、令和2年度豊岡市
国民健康保険事業特別会計(
事業勘定)
補正予算(第4号)についてご説明いたします。
本案は、第1条で歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ425万3,000円を追加し、予算の総額を89億6,982万7,000円とするものです。
また、第2条では、債務負担行為を設定しています。
211ページをご覧ください。歳出の内容につきましては、第1表によりご説明いたします。総務費の増額は、税制改正に伴うシステム改修費です。保健事業費の減額は、人件費に係るものです。基金積立金の増額は、県支出金や
一般会計繰入金を積算した後の剰余金等を財政調整基金に積み立てるものです。
1ページ戻っていただき、210ページをご覧ください。歳入の内容をご説明いたします。国民保険税の減額は、財源調整分です。県支出金の減額は、令和2年度の特定健康診査等負担金が確定したことによるものです。繰入金の増額は、職員給与費等繰入金及び本年度の財政安定化支援事業交付税が確定したことによるものです。
次に、債務負担行為の設定です。212ページをご覧ください。特定健康診査業務で毎年実施していますすこやか健診について、令和3年度の事業実施に当たり、今年度中に契約を締結する必要があることから、債務負担行為を設定するもので、期間を令和3年度、限度額を4,733万円と定めるものです。以上です。
○議長(嶋﨑 宏之) 続いて、第166号議案について説明を求めます。
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(久保川伸幸) 225ページをご覧ください。第166号議案、令和2年度豊岡市
国民健康保険事業特別会計(直診勘定)
補正予算(第2号)についてご説明をいたします。
本案は、第1条で歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ102万4,000円を追加し、総額をそれぞれ8,803万4,000円とするものでございます。
主な内容につきまして、事項別明細書でご説明をいたします。236ページをご覧ください。まず、歳出の内容ですが、総務費は人件費調整による減額と、
新型コロナウイルス感染症などの
感染症対策として診療所の網戸の修繕などを追加するものでございます。
次に、医業費につきましては、医療用機器の借り上げのほか、
新型コロナウイルス感染症への対策として医療用ガウンなどの購入、空気清浄機などの医療用備品の購入などを追加するものでございます。
戻っていただいて234ページをご覧ください。歳入の内訳ですけれども、診療収入につきましては、医療用機器借り上げに対応した診療報酬の増額を行います。繰入金の減額につきましては、人件費の調整に伴うもので、諸収入の増額は
新型コロナウイルス感染症対策への補助金を計上するものでございます。
説明は以上です。
○議長(嶋﨑 宏之) 次に、第167号議案について説明を求めます。
市民生活部長。
○
市民生活部長(谷岡 慎一) 241ページをご覧ください。第167号議案、令和2年度豊岡市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)についてご説明いたします。
本案は、第1条で歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ596万2,000円を追加し、予算の総額を13億1,231万円とするものです。
243ページをご覧ください。歳出の主な内容につきましては、第1表によりご説明いたします。総務費の増額は、税制改正に伴うシステム改修費です。
1ページ戻っていただき、242ページをご覧ください。歳入としては、繰入金及び、その下の国庫支出金の増額は、システム改修費に係る事務費繰入金及び国庫補助金です。
説明は以上です。
○議長(嶋﨑 宏之) 続いて、第168号議案及び第169号議案について、一括して説明を求めます。
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(久保川伸幸) それでは、255ページをご覧ください。第168号議案、令和2年度豊岡市
介護保険事業特別会計補正予算(第3号)についてご説明をいたします。
本案は、第1条で歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ242万9,000円を追加し、総額をそれぞれ104億6,221万8,000円とするものでございます。
主な内容につきまして、事項別明細でご説明いたしますので、266ページをご覧ください。まず、歳出ですが、総務費の補正は2021年度の介護保険制度に対応するためのシステム改修の業務の追加、また、
新型コロナウイルス感染症拡大防止策としての要介護認定の取扱いの変更に伴いまして、不要となった書類作成料を減額するものでございます。
また、次の地域支援事業費の減額につきましては、
新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策として休止をいたしました玄さん元気教室の人件費等を減額するものでございます。
戻っていただいて264ページをご覧ください。歳入の内訳ですけれども、国庫補助金につきましては、
新型コロナウイルス感染症の影響を受けた方の介護保険料の減免に対する国の支援策について、6月補正におきましては全額を特別調整交付金といたしておりましたけれども、10分の6につきましては災害等臨時特例補助金を手当てするということでしたので、予算を組み替えるものです。また、システム改修に係る補助金を追加いたしております。
一般会計繰入金は、歳出における総務費及び地域支援事業費の増減に対応して補正を行うものでございます。
また、雑入につきましては、地域支援事業の休止に伴い、参加負担金を減額するものでございます。
続いて、269ページをお願いいたします。第169号議案、令和2年度豊岡市
診療所事業特別会計補正予算(第4号)についてご説明いたします。
本案は、第1条で歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ392万3,000円を追加し、総額をそれぞれ3億1,072万4,000円とするものでございます。
主な内容につきまして、事項別明細書でご説明いたしますので、282ページをご覧ください。まず、歳出の内訳ですけれども、休日急病診療所費につきましては、
新型コロナウイルス感染症対策として実施をいたしました工事の入札減に伴う減額と、
新型コロナウイルス感染症対策として新たに空気清浄機など備品の購入を行うことに伴う増額でございます。
次に、森本診療所費から287ページの高橋診療所費までですけれども、それぞれ人件費の調整のほか、
新型コロナウイルス感染症対策として空気洗浄機など備品の購入に伴う増額を行っております。
次に、286ページの但東歯科診療所につきましては、以前実施をいたしました
新型コロナウイルス感染症対策について補助金を充てるため、財源変更を行うものでございます。
戻っていただいて278ページをご覧ください。歳入の内訳ですけれども、休日急病診療所以下、各診療所について、
一般会計からの繰入金の調整と
新型コロナウイルス感染症対策に対する補助金の増額を行うものでございます。
説明は以上です。
○議長(嶋﨑 宏之) 次に、第170号議案及び第171号議案について、一括して説明を求めます。
上下水道部長。
○
上下水道部長(米田 眞一) 289ページをご覧ください。第170号議案、令和2年度豊岡市
水道事業会計補正予算(第2号)についてご説明いたします。
第2条、業務の予定量は、年間総配水量及び1日平均配水量を補正します。これは、
新型コロナウイルス感染症の影響と思われますが、配水量の減少を反映するものです。また、事業の先送りに伴い、配水施設費を減額します。
第3条、収益的収入及び支出では、収益を6,863万7,000円減額します。主に、給水収益及び
一般会計繰入金の減額によるものです。
費用は404万6,000円増額します。前年度決算の確定に伴うものです。
第4条、資本的収入及び支出では、290ページになりますが、収入、支出とも減額します。
第5条、債務負担行為では、老朽管更新事業及び水質検査業務を設定し、大見塚受水池・配水池改築事業は次年度以降に先送りするため、今回廃止します。
294ページ以降に実施計画等を添付しておりますので、ご清覧願います。
続きまして、303ページをご覧ください。第171号議案、令和2年度豊岡市
下水道事業会計補正予算(第2号)についてご説明いたします。
第2条、業務の予定量では、上半期の実績を考慮し、年間排水処理水量と1日平均排水処理水量を補正しています。
第3条、収益的収入及び支出では、収益を5,404万円減額します。これは、下水道使用料や他会計補助金等の減額によるものです。
費用は1,255万6,000円減額します。減価償却費、支払い利息等の減額によるものです。
第4条、資本的収入及び支出は、304ページになりますが、企業債及び補助金を減額しています。
第8条、債務負担行為では、汚泥処理運搬業務を追加しています。
306ページ以降に実施計画等を添付しておりますので、ご清覧願います。
説明は以上です。
○議長(嶋﨑 宏之) 以上で説明は終わりました。
これらの上程議案について、本日は説明のみにとどめます。
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◎日程第5 第142号議案及び第143号議案
○議長(嶋﨑 宏之) 次は、日程第5、第142号議案及び第143号議案、
損害賠償の額を定めることについてほか1件を一括議題といたします。
これより市長の提案理由の説明を求めます。
市長。
○市長(中貝 宗治) ただいま議題となりました第142号議案及び第143号議案の
損害賠償の額を定めることについてをご説明申し上げます。
これは、日高東中学校で発生した物損事故2件について、それぞれに係る
損害賠償の額を定めるため、地方自治法の規定により議会の議決を求めるものです。
事故が発生した9月7日から相当の期間が経過しており、速やかに賠償金を支払うため、本日の議決を賜りたいと考えています。何とぞご理解賜りたいと存じます。
各議案の詳細については、教育次長からご説明いたしますので、よろしくご審議いただき、適切なご決定を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(嶋﨑 宏之) 市長の説明は終わりました。
続いて、
議案ごとの説明に入ります。
第142号議案及び第143号議案について、一括して説明を求めます。
教育次長。
○教育次長(堂垣 真弓) 27ページをご覧ください。第142号議案及び第143号議案、
損害賠償の額を定めることについて、一括してご説明いたします。
両議案は、令和2年9月7日午前9時44分頃、豊岡市日高町水上の豊岡市立日高東中学校駐車場において発生いたしました物損事故における
損害賠償の額の決定について、地方自治法の規定により議決を求めるものでございます。
本件は、11月臨時会において報告及び議決いただきました2件の物損事故と同時に発生したものであり、台風10号の風の影響でポプラの木が倒れ、相手方所有の車両に損害を与えたものでございます。
第142号議案の
損害賠償額は122万500円、第143号議案の
損害賠償額は130万860円で、相手方及び事故の概要につきましては、それぞれ記載のとおりでございます。
今後もさらに定期点検を徹底し、再発防止に努めてまいります。誠に申し訳ございませんでした。
○議長(嶋﨑 宏之) 以上で上程議案の説明は終わりました。
これより一括して質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔質疑なし〕
○議長(嶋﨑 宏之) 質疑を打ち切ります。
ただいま議題となっております第142号議案及び第143号議案については、文教民生委員会に審査を付託しますので、ご了承願います。
この際、暫時休憩します。再開は11時40分。
午前10時57分休憩
────────────────────
〔文教民生委員会〕
────────────────────
午前11時40分再開
○議長(嶋﨑 宏之) 休憩前に引き続き会議を再開します。
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◎日程追加 第142号議案及び第143号議案
○議長(嶋﨑 宏之) お諮りいたします。この際、第142号議案及び第143号議案、
損害賠償の額を定めることについてほか1件を日程に追加し、直ちに議題とすることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(嶋﨑 宏之) ご異議なしと認め、そのように決定しました。
第142号議案及び第143号議案、
損害賠償の額を定めることについてほか1件を一括議題といたします。
文教民生委員長の報告を求めます。
8番、上田伴子議員。
○文教民生委員長(上田 伴子) 文教民生委員会における審査の結果をご報告いたします。
第142号議案及び第143号議案の2件について、文教民生委員会における審査の結果を一括してご報告いたします。
まず、第142号議案は、豊岡市立日高東中学校駐車場内において、台風10号の風の影響でポプラの木が倒れ、相手方所有の自家用車を全損させた物損事故に係る
損害賠償の額を定めようとするものであります。
次に、第143号議案は、さきの第142号議案と同時に発生した事故であり、相手方所有の自家用車のルーフ及びボンネットほかを破損させた物損事故に係る
損害賠償の額を定めようとするものであります。
審査の結果、異議なく、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定をしました。
なお、当委員会は、次のとおり意見及び要望を付すことに決定をいたしました。
豊岡市立日高東中学校のポプラ2本の倒木について、樹木の倒壊防止のみならず、学校施設内の安全対策については引き続き十分留意されたい。
以上、ご報告いたします。
○議長(嶋﨑 宏之) これより
委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(嶋﨑 宏之) 討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(嶋﨑 宏之) お諮りいたします。本案は、いずれも
委員長報告のとおり原案可決することに決定してご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(嶋﨑 宏之) ご異議なしと認めます。よって、第142号議案及び第143号議案は、いずれも原案のとおり可決されました。
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◎日程第6
意見書案第6号
○議長(嶋﨑 宏之) 次は、日程第6、
意見書案第6号、激甚化する自然災害への対応と地域の安全・安心を確保するための
社会基盤整備の更なる推進を求める意見書の提出についてを議題といたします。
提出者の説明を求めます。
16番、
関貫久仁郎議員。
○議員(16番
関貫久仁郎) ただいま議題となりました
意見書案につきまして、案文の朗読をもって説明に代えます。
────────────────────
激甚化する自然災害への対応と地域の安全・安心を確保するための
社会基盤整備の更なる推進を求める意見書(案)
近年、豪雨災害が激甚化・頻発化しており、全国各地で大きな被害をもたらしている。
また、近い将来南海トラフを震源とする巨大地震の発生が懸念されている。
こうした状況の中、地域の安全・安心を確保するためには、防災・減災、国土強靱化に引き続き全力で取り組む必要がある。
よって、国におかれては、激甚化する自然災害に対応するため、下記の事項に取り組まれるよう強く要望する。
記
1 「防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策」に続き、長期に及ぶ大規模で抜本的な対策を行う事業など対象事業の拡大も含めた5か年計画を策定するとともに、必要な予算を安定的に別枠で確保すること。
2 道路橋梁等、社会基盤施設の機能を災害時にも確実に発揮させるため、施設の修繕・更新など老朽化対策に必要な予算を安定的に別枠で確保すること。
3 安全・安心のために必要な
社会基盤整備を着実に推進する予算を十分確保すること。
4 広域的な大規模災害において、迅速かつ円滑な復旧に資するため、TEC-FORCE(緊急災害対策派遣隊)の派遣や国による権限代行等が速やかに実施できる体制・機能の拡充・強化を図ること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
令和2年11月27日
豊岡市議会
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議員の皆さんのご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(嶋﨑 宏之) 説明は終わりました。
お諮りいたします。本案は、
委員会付託を省略したいと思いますが、ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(嶋﨑 宏之) ご異議なしと認め、そのように決定しました。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(嶋﨑 宏之) 討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(嶋﨑 宏之) お諮りいたします。本案は、原案のとおり可決することに決定してご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(嶋﨑 宏之) ご異議なしと認めます。よって、
意見書案第6号は、原案のとおり可決されました。
ただいま可決されました
意見書案の取扱いについては、議長に一任願います。
────────・──・────────
◎日程第7
公立豊岡病院組合議会議員の選挙
○議長(嶋﨑 宏之) 次は、日程第7、
公立豊岡病院組合議会議員の選挙であります。
お諮りいたします。
公立豊岡病院組合議会議員の選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(嶋﨑 宏之) ご異議なしと認め、そのように決定しました。
さらにお諮りいたします。指名の方法については、議長において指名することにしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(嶋﨑 宏之) ご異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決定しました。
公立豊岡病院組合議会議員に、青山憲司議員、芦田竹彦議員、足田仁司議員、伊藤仁議員、井上正治議員、上田倫久議員、
関貫久仁郎議員、椿野仁司議員、土生田仁志議員、村岡峰男議員、以上10名を指名いたします。
お諮りいたします。ただいま議長において指名しました10名の議員を、
公立豊岡病院組合議会議員の当選人と定めることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(嶋﨑 宏之) ご異議なしと認めます。よって、ただいま指名しました10名の議員が、
公立豊岡病院組合議会議員に当選されました。
ただいま当選されました青山憲司議員、芦田竹彦議員、足田仁司議員、伊藤仁議員、井上正治議員、上田倫久議員、
関貫久仁郎議員、椿野仁司議員、土生田仁志議員、村岡峰男議員が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定による当選の告知をいたします。
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◎日程第8
豊監報第2-8号~
豊監報第2-10号
○議長(嶋﨑 宏之) 次は、日程第8、
豊監報第2-8号から
豊監報第2-10号までの3件についてであります。
保田、中嶋、松井各
監査委員から、別紙のとおり報告書が提出されておりますので、ご了承願います。
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○議長(嶋﨑 宏之) 以上で本日の日程は終わりました。
この際、お諮りいたします。明28日と29日を休会したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(嶋﨑 宏之) ご異議なしと認め、そのように決定しました。
次の本会議は、11月30日午後3時から再開いたします。
本日の会議はこれにて散会いたします。お疲れさまでした。
午前11時49分散会
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